どうもビッキーです。
市場で話題になっている、半導体関連銘柄の「レーザーテック」について、上がり続けている銘柄は買いなのか?ファンダメンタルズの観点から財務分析してみました。
レーザーテックとはどんな会社か
四季報などの概要説明によると、以下の会社のようです。
(私はこの会社の事業に関しては詳しい訳ではありません。。)
半導体マスク欠陥検査装置が柱。
マスクブランクス検査装置シェア100%。レーザー顕微鏡も
私もそんなに知らない会社でしたが、半導体関連株のようです。5Gを筆頭に、データ使用量が多くなる社会で、半導体の需要が大きくなりますからね。
詳しい事業は知りませんが、伸びている産業でビジネスをやっていることは間違いなさそうです。
また、この検査装置の重要性はわかりませんが、シェアも独占的でどうやら事業としては良さそうですね。
ここは、メインではないのでこのぐらいにしておきます。
詳しく知りたい人は、直接銘柄を調べて見てください。
どんなチャートになっているか
まずは、2年チャートを見てみましょう。
コロナショックで一時的に落ち込んでいるものの、19年6月から継続的に見事な上向きのチャートですね。出来高も伴った上昇で、人気度もあり、かなり良いチャートをしています。
5年チャートではどうでしょうか。
5年で見ても、すごい上げ方をしていますね。5年前の300円以下で買ったとすれば、7月9日時点で11420円ですので、実に40倍近く上げていることになりますね。凄まじい。
では、今から買うという視点で見たときはどうなのか、見てきたいと思います。
継続的な上げは財務的に妥当なのか(ファンダメンタルズ分析)
まずは、同業と比較して財務面を確認してみました。
まず、①の画像から、
同業と比べて、時価総額はかなり高く、1兆円企業ですね。ROE,ROAも非常に高く、収益性も非常に高いので、良い資本効率をしていますね。財務健全性(自己資本比率)も高く、申し分なしですね。
(比較していると、ローツェも気になりました。笑 ※これはまた別の機会に)
②の画像から、
どうやら21年6月期には、予想ですが2期前の19年6月に比べて、EPS(一株利益)が3倍強と、驚異的な伸びを示していることがわかります。これはものすごい上げ方です。
この業績予測を投資家は折り込んで、PERが100倍という破格の株価をつけているのでしょうね。
では、この業績の伸びと過去の実績PERは見合うものなのか、見てみたいと思います。
以下はレーザーテックのPERです。過去高い時を見ても、32倍程度です。
概算ですが、純利益の伸びと照らし合わせると、
実績
17年6月期 35億
18年6月期 44億 (+25%)
19年6月期 60億 (+36%)
予測(上記の画像より)
20年6月期 100億 (+66%)※会社予想
21年6月期 188億 (+88%)
なかなか、驚異的な伸びですね。
これを見ると過去は純利益の上げ幅とPERのがかなり近寄った数字になっておりますね。
一方で、現在はPER約100倍と20年6月期比較ではかなり高いですが、21年度+88%までなることを考えると、21年度を基準にするとPERは100倍÷1.8で約55倍になる見込みです。
これを考えると現在の株価はおかしな価格でもない気がしますね。
(この業績予想が続く前提ですが)
今後の投資は?(※あくまで個人の感想です)
現在の業績が続く間は、上振れもありそうですが、半導体関連株ですので市況環境が大きく変動した場合には、下振れリスクも非常に高そうに思えます。
多少の上振れも期待できますが、下がりだすときは足が早そうですね。
あとは、20年6月の締め決算がどうなるのか、次の期はどうなるのか。詳しく見たいのであれば、過去のIR資料とか読んで判断必要ですね。ただ、20年6月の締め決算は8月5日の予定みたいです。
いずれにしても今後の業績を確認した上で、買うのであれば良いですが、上振れリスク<下振れリスクで、私の投資対象からは外れますね。
ここまで書きましたが、
投資は自己責任ですので、ご自身の判断で購入ください。
(ちなみに個人的には、この銘柄今から買うことは推奨出来ません。。。)
ざっと財務面からのみ分析してみましたが、皆さんにもこのような分析を行ってほしいと思います。
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